雄大な岩手山をそのまま背景にして、満開の桜の花びらをたたえながら、広い大地にたったひとりで凛と立つ姿は、見事というほかありません。一本桜はエドヒガンという種類の桜で、約100年前に植えられたと言われています。
この草地は、今は牧草を収穫するための畑ですが、昔は牛の放牧地でした。牛は暑さが苦手なので、夏の強い日差しから牛を守る「日陰樹」として一本桜は植えられたと聞いています。

打ち上げられた花火とともに、夜空にうっすらと浮かび上がる岩手さんの姿を描きました。
夜空を色鮮やかに彩る花火と、雄大で静かな佇まいを感じさせる岩手山のシルエットのコントランストが、夏の夜の穏やかに流れる時間を感じされてくれます。

数々の紅葉の名所おいて、岩手もまた数々の名所を持つ大自然を携えています。岩手山も秋には紅葉をはじめとする色鮮やかな紅葉を楽しめる場所。
緑あふれる姿から次第に秋の紅葉へと姿を変える岩手山が、岩手の豊かな自然の、四季の巡りと雄大さを感じさます。

真っ白に雪化粧をした岩手山。白銀をまとったその姿は、神々しさも感じさせます。
厳しい北国の冬の中で、いつまでも変わらずにその姿を見せる岩手山のシルエットは、力強さと優しさに溢れています。